大人の図画工作

今日、いつものリサイクル屋に取り置きしてもらっていた棚を取りに行った。部屋が散らかりすぎてまだ自分の部屋に置ける状態に無いのだけど・・・

そしてついでにリサイクル屋をぐるっと一周回ると・・・MTBが目に入る。細身のスチールフレームにTig溶接。お世辞にもキレイじゃない。90ユーロ高い。しかし、ハブに目が留まりおやと思うとカンパがついていた・・・で、RDを見るとケンタウルのロングゲージ。これはもしかして・・・とブレーキレバーに目を移せば、カンパのシフター&ブレーキレバー。さらにショートのVブレーキ。フレームはボロだけど、Rハブ+コンポはきれいだった。恐らく、20年位前のMTBフレームに最近になって10Sコンポが奢られたのだろう。愛されているな・・・この自転車。思わず衝動買いしそうになるが、取り合えずガマン。俺の中のリサイクル屋の相場で言えばまだ高い・・・

さらに奥に行くと好みのデザインの80'sな白いスピーカーを発見。お値段5ユーロ!よくよく見るとBang & Olufsen。ネット外して、コーンが破れてないか確認して買っちゃいました。まんま衝動買い。

家に帰って箱を拭いて、ケーブルの端子を確認すると見た事の無い形状。ebayで注文を済ますが、B&Oのスピーカーの音を聞いてみたくなるのが人情ってもの。針金と半田ゴテで端子を作っちゃいました。でこれを適当なコードにつないで、コンポにつなぐと・・・

でたぁ〜〜ちゃんと音がでますよ、コレ。
しかも音が今までと雲泥の差で良い。今まで聞こえなかった音が聞こえるし、音に透明感がある!あぁ、コレまでのスピーカーと比較するのが、間違っているのかもしれないけれど、5ユーロですから・・・今は23:30、ボリュームあげたいな・・・でも音が小さくても一つ一つの音が出ていて気持ち良いです。

思えば、中学生の頃は近所の電気屋さんに行って、捨てられているテレビを貰ってきて、スピーカーを外して、モノラルのラジカセにつないで「なんちゃってステレオ仕様」へ改造していたっけ。30年たっても5ユーロのスピーカーを相手に工作しているなんて、俺も進歩してないな・・・

なんだかお腹が空いてきた・・・大人のおやつの時間には早いけれど・・・

疲れきって、昨日の23:00にはベッドに入ったのに、まだ起きている。25:30。寝酒のビールが違う方向にきいているような・・・相変わらず頭の中はグワングワンしているのだけど、なんだか眠れない・・・こんな時は物欲で満たすか・・・明日は大事なレースだと言うのに・・・もしかして、俺が緊張しているのか?!

サマータイム

今日からヨーロッパは夏時間。時計の針を1時間進めることになる。腕時計は電波時計を使っているのだけど、日本の電波しか拾わず帰国時に時間が「ぴったり」に合わせられ、ヨーロッパでは普通のクォーツ時計として機能している。当然、この腕時計はヨーロッパでの夏時間に合わせて自動的に調整される事は無いのだが、手動で「ヨーロッパ夏時間」に調整する事ができるので気に入っている。
それにしても、PC、携帯の時計は自動的に夏時間に調整されているのだけど、腕時計、PC、携帯、どれも数分ずつずれている。腕時計が合っていないのは分かる気もするが、PCと携帯が合っていないのはなぜ?
思えば僕の子供の頃なんて、正確な時間を知るのに苦労した。時計の精度なんて今と比較にならないほど悪かったし、当然電波時計なんて無かったし。あっ、電話で時報を確認するなんて事もあったっけ・・・
で、ネットでヨーロッパの現地時間を調べると、腕時計の時間が正確なような・・・

Wanzele-Lede

出走は180人以上。スタート地点が最後尾に近いところだったけれど、この余裕。ニコとはアマチュア時代から知り合いで当時からトップスター選手だった。先日のK-B-Kでもラスト3kmまで逃げを見せ、今回も断トツの優勝候補。

で、1周目を終えた頃には3人で集団から飛び出していた。

そして優勝もニコ。ニコに始まり、ニコに終えたレースだった。

年が明けてからバタバタとロードレースシーズン開幕に向けて準備を進めていました。チームの機材、ウェア、選手の受け入れ準備等々に追われていたのですが、気がつけばスカイツリー、竣工したんですね。僕らの世代は東京タワーに対して特別な思いを抱く人が多いと思うのだけど、これからの人たちや、これからの僕たちはスカイツリーに対しても、特別な思いを感じるんでしょうね。

昨年の11月に一時帰国した際に、首都高のパーキングから撮影したスカイツリー。多分、肉眼で見るとこんな感じ。

Zuiko 50-200mm 50mm 1/1600 5.6 ISO200



Zuiko 50-200mm 200mm 1/1600 5.6 ISO200



等倍



Sonnar 300mm 1/1600 5.6 ISO200



等倍


Sonnarの300mmはペンタコン6マウントのものにフォーサーズのアダプターを取り付けています。35mm換算では600mmでピントも露出もマニュアルでの操作です。重いし、操作も面倒だし、外れが多いし、使うのが面倒なのですが、独自の世界があり楽しんでいます。解像感は素人が使う分には十分なのですが、かなり絞り込まないとカッチリしません。上の写真も多分F:8くらいまで絞り込めばもっとシャキッとすると思います。



Sonnar 300mm
2011年のKoolscamp でのプロのレースにて。最終周回、真ん中にいるスキルシマノがvan Hummel Kenny。アシストに守られながらゴールスプリントを制し優勝した。

クリスマス イブ

今日はクリスマスイブ。日本では24日の夜にサンタさんがやってくる事になっているが、ベルギーでは12月5日の深夜にやってくる事になっている。宗教的な理由なのか、おもちゃメーカーの戦略なのか、お伽噺の翻訳ミスか(?、細かい理由はわからないが、そういうことになっている。
この9月で3年生に進級したジョー(ヨーロッパの学校は9月から始まります)のクラスメート達の元にはサンタさんは既にやってきたらしい。親の失態により「ウチには来なかったね・・・」とがっかりさせてしまった・・・「大丈夫だよ、サンタさんはきっと日本から来るから24日なんだよ・・・」とフォローはしたけれど・・・果たしてやってくるのか?

FBでみつけたちょっと嬉しいストーリー。20年位前日本は日本の企業のあり方に「エコノミカル アニマル」と揶揄されていた。昨今ではそのように表現する人はいなくなったように思うが、実際には損得勘定だけで動く企業や個人が益々増えているように思う。そんな中、ちょっとだけほっこりさせられるストーリーです。

家族と、恋人と、友達と・・・良いクリスマスをお過ごしください!

先の10日はフレディ ハイデンスの1周忌。フレディがいつも通っていたカフェでDuvalを飲んできました。僕が初めてベルギーに来たときに最初に受け入れてくれたのが彼でした。本当はDuvalは好きではないのだけど、フレディにカンパイってことで。

先日、と言ってももう2週間前のこと・・・お世話になっている隣人がちょうどMTBで出かけるところだったので、「自転車の調子はどう?何かトラブルがあったら何でも言ってね!」と声をかけたら、「実はペダルを交換したいのだけど外れなくてね・・・」と言う。「ああ、左のクランクは逆ネジだから外れないんだよ。いいよ、俺が交換しておくよ」とペダルに触れたら、BBもガタガタ。「このBBはもう交換したほうが良いね。中国製(Sunrace)だけどそこのユーロショップ(ホームセンター)に10ユーロで売っているから交換しておこうか?」と安請け合いしてしまったのが全ての始まり・・・
ペダルを外し、いざBBのワンを外そうとしたらメチャクチャ硬い。ワッシャとか工具で寄せ集め冶具を作り、思い切り足をかけて力を込め「外れた・・・」と思ったらプラスチックのワンのネジ山が全てつぶれている。しかも右も左も・・・。フレームのBBシェルのネジはしっかりと立っているのに・・・
BBはBSC。68mmのJISだったので、SunraceのBBを買って組みつけようとしたら、右と左のタップがずれていて、ワンを最後まで締め込むとシャフトがかなり重たくなる。「なんじゃこれ?」ねじ山が潰れているのかと思いねじ山を脱脂して確認するが潰れているわけではない。さらに見るとBB幅は70mm??

「BBの交換なんて30分もあれば余裕だぜ!」とたかを括っていたのだが、見事に撃沈されました。

ねじ山はBSC。
シェル幅は70mm
ねじ山は右と左でずれている

見なかった事にしてこっそりと元に戻そうにも、プラスチックのワンはねじ山が潰れているし・・・ちょいブルーになり、引き篭もりながら3日に1回くらい3時間くらい費やし、あれやこれやと試した挙句ようやく今日組みあがった・・・Sunraceの右ワンをしっかりと固定し、左ワンは途中まで締め込み、ずれないようにロックリングで固定して対処しました。中のBBは斜めに入っていてワンの内側に押されているからずれる事は無いと思うし、大丈夫だと思う・・・よく分からないけれど。BBタップがあれば良かったのだけど、さすがに日本に置いてきているし・・・
フレディならどうやって対処したかな?彼がショップを経営していた頃、難題にぶつかるたびに「ここで(この店で)1年間勤め上げる事ができたら、どこのチームに行ってもやって行ける。」って言っていたっけ。