TOJ 1st Stage

今日からTOJが始まった。今日は「完走」が目標だったのだが、走り出していきなり足が重い。しばらく、集団の後方で走っていて、フト後ろを振り返ると、僕の後ろには7名のみ。その内の6名が韓国帰りの選手だった。

「いかん、いかん」と気持ちを切り替えて、集団の前方にポジションをあげると、自分が思っていた以上に走れている事に気が付いた。それからは、チョコチョコと動いてはいたのだが、まだ本気で「逃げ切ってやろう」という気持ちにはなれなかった。実際にそこまでスピードにキレも無かったのだが。

それにしても、レース中「もう駄目、全然足が回らない。奈良は出走できない…」と言いつつ、積極的に動いていた飯島 誠選手は 集団スプリントで日本人1位の6位。岡崎 和也選手はラスト2周から最終周回まで逃げた7名に加わっていたし、俺も頑張らなくちゃ。

最終周回の逃げは、狩野 智也選手、岡崎 和也選手、福島 晋一選手、アジア最強のクライマー:トントン スサント選手、広瀬 敏選手、バルロワールドのアシスト+1名が加わり、「最高」のメンバーだったが、後ろではアイサンの盛 選手(多分)が集団の前でスピードを上げ、その後はオーストラリアがガンガン引いていたし、前でも広瀬 選手は積極的にローテンションには加わわっていなかったので、ラスト6kmで「最高」のメンバーの逃げは吸収されてしまった。

アイサンとしては、集団スプリントの区間優勝狙いで、西谷選手、個人総合成績狙いで別府選手がいたために、前をいく広瀬選手には「ペースダウン」の指示が出たのだろうが、総合を狙う福島、狩野、トントンの各選手は1秒でもアドバンテージを作る為に最後まで踏むだろうし、そこで広瀬選手が手を抜いても、適当にローテーションに加わっていれば、彼が区間優勝できるチャンスが大きかったと思う。

日本では、チームプレイといいつつ、消極策が取られることが多い。各チームとも、パーフェクトな展開にするまで、潰し合い、結局、潰し合った結果、全てを取り逃している事に気が付いていないチームが多い。バカだなぁと思う。金があって、有能な選手を集めて、なんで消極策をとる必要がある?ガンガン勝負させて、その責任を選手に感じさせれば良いんだよ。力勝負して負けたら仕方が無いって思えるでしょ?でもGame をPlay して負けたら、悲しいよね…。

集団に吸収された広瀬選手は捕まっても、悔しい思いすらしていないと思う。だって、チームの指示なんだから。それよりも、積極的に踏んだ福島選手や、狩野選手は悔しかったと思う。そんなチームが選手を強くすると思う。

チームはもっと選手を信頼して欲しい。でないと、選手は伸びない。

あっ、俺の成績?最終コーナーまでは10番手くらいで良いポジションをキープしたが、ラスト300mの最終コーナーで失敗し、18位に沈みました。明日は奈良。エンジンがかかるには、もう少し時間がかかりそうですが、なんとか、乗り切ります。