オリンパス OM-1で使っていた 
Tokina 17mm RMC F3.5
RMCとはレインボー マルチ コートの略だそうです。

20年くらい前までは積極的に使っていたのですが、
もう10年以上防湿庫に入ったまま・・・

当時からオリンパスが好きで
デジカメもE3、E5と使っていたけれど、
E5の後継機種がミラーレスとなった事で、
全てのオリンパスデジイチ関連機材を処分。

その資金を元にマウントをニコンに乗り換えました。

この17mmを何とかFマウントに出来ないか・・・
色々と検索したのですが出てこなかったので、
自分でやってみる事にしました。

元々がTokinaなので、
TokinaのFマウントならば
うまくいけばポン付けできるかな・・・と言う安易な考えで
Tokina 100−300 F5.6をジャンクでゲット 500円也。
アルミの金属ボディは精巧で重量感もあり、
現代のNIKON Nレンズなんかより頼もしい感じで、
ピントリングを回したり直進式のズームを弄っているだけで
癒されてしまいます・・・

まだボディはきれいなので分解するのは惜しいのですが、
中玉に酷い曇りが発生し、写りにも影響していたので、
分解を進めた。


必要なのはこのマウント部分なので深追いはしない。

17mmのOMマウントを外し、軽くあてがってみると
ネジ位置は完璧、ネジもピッチ&長さ共に同じ。

こちらがOMマウントを外した上体の17mm。


がしかし、フランジバックが異なるので
元々100−300mmについていたパーツも共に移植する事に・・・


で取り付けると

見栄えは完璧!

さっくりと撮影した感じでは無限遠も完璧に出ているし
18−35mm F3.5-4.5D(非AF-S)の18mmよりコーナー周辺の流れも少ないし、
解像感も高いし、コントラストも良い感じです。
自転車レースの写真などでシャッタスピードを稼ぎたいときは
F3.5でもかなり使えそうな感じです。
風景などで解像感を上げたいときは5.6まで絞れば
かなり解像感が上がり、F8くらいでピークになる感じです。

D700ではフォーカスエイドも作動します。
ただしフォーカスリングが逆なので
フォーカスエイドの三角形の方向を
通常のニコンのレンズとは逆に回さなければならない。
また絞り優先AEも使えるので絞りを弄れば
勝手にボディ側でシャッタスピードも適応してくれる。
逆はできない。

元々、超広角レンズでは使用目的をはっきりと先に決めて
MFを使用する事が多いので今後17mmを積極的に使っていきたいと思う。
こんどまたいつか撮影結果をレポートします。