hashikawa2006-05-19


先ほど第4ステージの富士TTが終了。タイムは50分台。遅いなりにまぁまぁかな。

まだ30人くらいが走っています。
今は休憩室で布団に入りながらプチ現実逃避してます。

本当の事を言うと今日は適当に走って足をためて、
昨年リタイヤして「ゾンビ」となった修善寺ではなんとか完走しようと思っていた。

レース前のアップ中、選手控えピットがVANGと同じだった事から、
浅田監督と話をする機会があった。
「VANGの若い選手、楽しみですね?」と俺。
「まだまだ、常識を知らないからね」と浅田監督。
常識を知らないとは良い意味で、自分の限界もしらなければ、
レースを要領良く走ろうと言う常識も知らないと言う事。

「あ〜今の俺は常識通りで要領と効率ばかり
求めちゃっていますからね・・・はっはっは・・・」
と苦し紛れに笑ったが、笑えない。

確かに、今日のTTはタイムアウトになる心配も無いし、
総合も大きく遅れているし、手を抜いて走る事はできるんだよね。
そうすれば、明日の修善寺だってもっと効率的走れる。

でも、それじゃ、たかが知れているよね。
TOJの後、もっと大物を狙うなら、ここで手を抜いている場合では無い。

このTOJは、「ゾンビ」ルールが適用されている。
規定周回を走れば、そこでリタイヤしてもペナルティタイムを
課せられるものの翌日は再出走できるのだ。
過去には、このルールを利用して、東京でスプリント賞を獲得した選手や、
区間優勝をした選手が何人かいる。

まぁ、ルールがそうである以上、良いのか?悪いのか?を問えば、
良いのだろうが、なんか納得がいかないよね。
俺の考えは古いのかな・・・

一昨日、飯田で一緒に千切れた三船選手はトップスプリンターで、
「あ〜飯田でリタイヤして、東京を狙っているのかな?」と、
勝手な想像をしていたのだが、そんなチンケな考えの持ち主では無かった。
千切れた後も登りでペースを上げて、そのまま最後まで一緒に走り続けた。
「なんで、走るんですか?止めてもいいんでしょ?」と、
僕の率直な質問に対し、「自分のため」と返事が返ってきた。
やっぱ、こういう「根性論」的な選手ってシブトイよね。

明日の修善寺、気合と根性で頑張ります。