ツールド北海道 第1ステージ 168km

hashikawa2006-09-14


今年で8回目の北海道が始まった。過去7回中、6回個人総合成績を左右する逃げに乗っている俺のツールド北海道を走る鉄則は、1:深読みし過ぎない、2:逃げが決まるまでがレースのつもりでガンガン行く事!つまり、逃げが決まるまでは、頭より身体を動かすことだ。

今日は前半の20分くらいは集団の中盤で待機。向川が集団の前方でしっかりと守ってくれている。心強い。ちょこちょこと15名くらいの逃げはしっかりとマークし、一回目の山岳賞:54.7kmの登り手前でシマノ:大内がアタック。一緒に行こうと俺も反応するが、大内はやめてしまい、俺一人になった。登りが始まるので、「後続から誰か来てくれる事を期待して」そのまま逃げつづけたら、しばらくしてシマノ:狩野、土井、バン:コージ、アイサン:別府、マトリックス:佐野が追いついてきた!超豪華メンバーで「してやったり」だったのだが、豪華メンバーはやはりマークされる。スプリントポイントのボーナスタイムで暫定リーダーになっていたマリウス属するNIPPOが追撃してきて、この逃げは終わってしまった。

その後、2回目の山岳賞:80.3kmでは登りの入り口からシマノがペースを上げ、約10kmの登りの頂上では集団はバラバラ。俺も15人くらいの第3集団にいたのだが、下りで先行する15名に追いついた。この35名の先頭集にはマリウスがいない。プロローグ、中間スプリント、そして昨年の北海道と絶対的な力の差を見せつけられている俺は「ここで決めないと総合のチャンスは無い」と判断し、集団を引きまくる。このような判断は俺だけではなく、シマノ、アイサン、ミヤタ、アンカー、バン、おそらくすべての日本のチームが1〜2名ローテーションに加わっていた。そしてその差は4分もひらくと、先頭集団もペースが安定し、俺も集団の後ろに下がり次の展開を待った。

ラスト30km。にわかに集団が活性化し、アタックが始まる。ここはまだ早いと判断しもう少し休み、ラスト10kmガツンとアタック。単独で泳がされた感じになるが、俺もペースを調整し、潰れないように走る。しばらくすると、集団からシマノが飛び出してくる。狩野だ。その後ろには田代や、アイサン、ミヤタの選手もいて良いメンバーが来てくれたが、また集団に吸収された。ラスト5kmもきり、「今日はスプリントやめようかな・・・」とネガティフなことを考えてしまったが、ネガティフにレースを終わらせると後味が悪いので取りあえずスプリントに参加したが、もう足はいっぱいで11位くらいに沈んだ。

優勝は多分オーストラリアかドイツの外人。ミヤタ:鈴木もしくはバン:宮澤あたりが2位、3位らしい。

因みにウォルバーグは昨日は3位。今日もガンガン攻撃的に走っていて、先頭集団にいた。