ツールド北海道 第3ステージ168km

今日は大会最大の山場。168km。個人総合優勝に一発逆転を狙って、逃げを狙い、最悪でも途中のスプリントポイントを上位で通過し、ボーナスタイムを稼ぎ順位を上げる。この時点では個人総合10位まであと5秒。スプリントを1位通過2回で6秒稼げる。スタート後からアタックが繰り返され、10km過ぎに橋川、アンカー:普久原、ニッポ:マリウス、シマノ:山本、カナダ人の5名の逃げが決まる。メンバー的にスプリントが得意な選手だったりしてちょっと不安もあったのだが、皆「逃げる事」を考えてローテーションを繰り返した。その差は一気に4分以上までひらき、一回目のスプリント(27km)では力勝負となった。1位マリウス、2位山本、3位橋川。1秒しか稼げなかったが、これだけで4つくらい順位を上げる。その後最初の山岳ポイント(57km)ではゆっくり目のペースで登り、1位通過。しかし、ペースを上げた集団に1分30秒まで詰めよられる。下りきったところで30秒まで詰まったので、次の登りに備えて集団に吸収される事を選んだ。2回目の山岳ポイント(74km)を前に集団がペースを上げ、橋川はチギレタ。下りで後続の集団に吸収され20人くらいの大きな集団で先頭交代を繰り返し、4分先行していた第2集団までは追いついたのだが、更にその前の先頭集団の12名には追いつくことができずに、5分近い差ができてしまった。優勝はアイサン:西谷で個人総合でもリーダーとなった。この12名の逃げにより、橋川は個人総合で17位となった。

毎日、毎日、リーダーが入れ替わる激しい展開になっているが、昨日逃げていた7名の殆どは今日も逃げに乗っていた。強いやつはどんな展開になっても強い。見ているほうはきっと面白いと思うが、走っている俺も楽しんでいる。こういう展開になると、いつ、どこで、チャンスがくるか分からないからね!明日もガンガンいきます!

毎日、毎日、北海道で大きな「橋川!」って声援をいただいております。プロローグのスタート地点で、登りで逃げているとき、ちぎれているとき、ゴール地点で。本当に感謝しています。どうもありがとう。明日も応援よろしくです!!