皆様お久しぶりです。ココに来てどっと疲れているような気がしている橋川です。思い起こせば今シーズンは6月から全開で走り続けていて、「気持ちの中」では手を抜いているつもりが「レースになると」全開で走ってしまい、それが中盤戦の「中途半端」な成績に表れていると思います。今週末のジャパンカップが終わったら沖縄まで3週間あるから、一度リセットさせようと思い、今から「何をしよう?」「何を買おう?」と楽しみにしています。

ジャパンカップと言えば、今年から入場料を徴収するらしいですね。この問題に関して「ヨーロッパ、アメリカで入場料を徴収するレースは無い!」と反対されている方も多いようですが、残念ながらココは日本。ヨーロッパやアメリカではありません。ヨーロッパやアメリカなどとは比較にならないくらい、ロードレースが根付いていないのです。大会のスポンサーも付かなければ、自治体が積極的にロードレースの誘致も行わなければ、レース開催にお金も使いたがりません。そしてヨーロッパでもシクロクロストラックレースでは普通に入場料を徴収しています。ロードレースほどメジャーではないので大会にスポンサーが付かないからでしょうかね?

それでも大会主催者や宇都宮市がなんとかジャパンカップを開催しようとお金を集め、一流選手を海外から呼んでいるのです。「お金を取る取らない」ではなく、「お金を払っただけ楽しめるか否か?」だと思います。是非、今週末のジャパンカップは会場で楽しんでください。もちろん、入場料を支払わなくても楽しめるポイントはいくつかあります。その筆頭は鶴カントリーの登り。アタックポイントにはなりにくいのですが、古賀志の登りでアタックを狙う選手はここで必ず前に出ています。ペースは上がらないのに集団には緊張感があります。あと、写真の撮影のポイントとしては「射撃場」周辺の田園風景+一列棒状に伸びた集団なんかも面白いと思います。

昨年僕は1周目からラスト2周まで逃げ続け、山岳賞を獲得しました。そして逃げている途中、登りの中腹で路上に飛び出して写真を撮影していた素人カメラマンにハンドルにカメラをぶつけられ、危うく落車しそうになりました。他にも最終周回に古賀志の登りを走っていたら、自転車で逆走してくるメチャクチャ危険な人もいましたし、お酒を飲んで自転車に乗って他の観戦していた子供にぶつかったという話も聞きました。ファンあってのプロスポーツです。でもそこにはマナーがあります。それはお金を支払ったとしても存在しうると思っています。純粋に選手たちのパフォーマンスに感動していただけたら選手冥利に尽きます。