Tour de 熊野 第3ステージ

熊野最終日。太地町で行われた3日目は平均勾配13%で600mの登りを含む周回コース11周。チームの1番の目標は辻の個人総合成績の逆転優勝!先ずはチーム力で勝るミヤタのアシストを削り、リーダーの鈴木選手と辻の力勝負に持っていける展開に持ち込む事を考えた。それには前半から攻めて逃げ集団を作り、それをミヤタに追わせてアシストの体力の消耗を計り作戦。

1周目から山岳賞があったのでペースが上がる。その後のカウンターでアイサン:盛選手(個人総合12位:47秒遅れ)、西谷選手、マトリックス:日置選手、アンカー:飯島選手、ミヤタ:増田選手を含む5名が飛び出し、そこにアンカー三滝(個人総合:7位?22秒遅れ)が加わるが、すぐに遅れ、入れ替わりでタクリーノ:秋田選手が加わる。

三滝選手が遅れた事で、アイサンの盛が暫定リーダーとなり、西谷選手の鬼引きによりこの逃げは決定的なものとなった。後続のメイン集団ではミヤタのアシストが3人で一定のペースで集団をコントロールするがその差は開くばかり。結局、先頭の4名が約90秒のアドバンテージを保ったまま逃げ切り、アイサンの盛選手が個人総合優勝を飾った。日置選手は区間3位。本来の力を取り戻しつつあるように思う。

僕は本来の力を出し切らぬまま終わった。しかし、6月末に向けて順調に仕上がってきているように感じる。来週からはツアーオブジャパンが始まる。そこで更にステップアップしたい。