今日で、僕のベルギー滞在も最後。明日、日本に帰ります。ホントにベルギーの人々は温かく極東からやってきた僕を迎え入れてくれた。それは友人、知人に限った事ではなく、今日はじめて行ったチョコレート屋さんで、僕がたどたどしいオランダ語で注文していると、「英語でも大丈夫よ!」って素敵な笑顔で言ってくれたマダムや、雑貨屋さんのオヤジはオランダ語で、「フランドル地方のロード選手がいかに偉大か!」を延々話したうえ、12.5euro ×3 を30ユーロにまけてくれた。
5年前、ベルギーから生活の拠点を日本に移し、自分の事業を立ち上げ、お金と時間に追われ、そしてマトリックスと契約し成績と時間に追われ・・・プレッシャーやストレスを乗り越えて人間は成長していけるのかもしれないけれど、今思えば、なんだか、自分の心がずっと荒んでいたように感じる。人と人の心のあたたかさに触れ、「俺はそんなあたたかい気持ちで人に接していただろうか?」と反省する事しきりである。この1ヶ月で僕はチャージされた気分で、忘れていたもの、ベルギーに置いてきてしまったものを思い出せてくれたように思う。
金曜日、僕は日本に着く。また、成績と時間に追われる生活が始まる。今回チャージした気持ちがいつまで続くか分からないけれど、そんな時はまたベルギーに来れば・・・いいのかな・・・

写真はまた、日本に帰ってからゆっくりとアップしていきます。