hashikawa2009-03-04

Fayt-le-Franc 115km

今日はFayt-le-Franc のレース。プロの前座だが、フランク バンデンブルックの今期2レース目と言うことで、スタート地点会場は雨にも関わらず盛り上がっていた。NIPPOの選手達にとってはベルギー2戦目。佐野はアキレス腱に痛みを感じていたので欠場。残る3名には時差もそろそろ取れてきているし、練習でもよい感じで踏めていたので、内心ちょっとだけ期待していた。

コースはスタート地点から35km離れた隣町まで移動。そこで20kmの周回コースを4周。周回コース上には石畳の登りも含まれ、緩やかな起伏がある。スタート直後からアタックの応酬があるが、どれも決まらず、周回コースに入ってからの1回目の石畳の登りで20人が先行。ここに広瀬 敏が加わる。スピードコースを得意とする選手なので、期待がかかったが、10kmのちにパンク。集団が長く伸びていたことからニュートラルのサポートカーがなかなか来ないまま待たされ、集団から大きく遅れてしまい、そのままリタイヤ。藤岡は広瀬の加わっていた先頭集団を追撃する第2グループで積極的に動いていたが、追いつく事無く、後続の山下の集団に吸収された。

冷たい雨の中、先頭集団から大きく遅れた24位争いの集団にいた約15名の選手の中に藤岡と山下がいて、ラスト1周「頑張れ!」と声を掛けた。ベルギーの多くの選手はそこで止めてしまい、冷たい雨の中、先頭から10分以上遅れて走る日本人に嘲笑的だったが、藤岡と山下は最後まで走り切り、2レース目にして初完走。そして初めての賞金10ユーロを手にした。

次は日曜日。皆、本来持っている力を発揮できるまでには10レースくらいかかると思うが、今のところ期待通りの走りをしてくれている。特に藤岡はまだ20歳。多くのことを学び、強くなって欲しい。写真は、賞金の入った封筒。ベルギーではレース後、現金手渡しだ。因みに優勝賞金の相場は15,000円〜20,000円くらい。決して高い金額ではないが、月に15レース走っている選手もいるし、周回賞などがあるレースも多い事を考えれば、アマチュアのままで生活できると言うことも納得だ。