マリウス 2位!

hashikawa2009-03-11

今日はTemplueve でのレース。9.3kmを12周。予定ではプロアマオープンのレースに参加する予定だったのだが、エントリーが認められず、急遽フランスとの国境沿いの近くの町で開催されていたレースに参加する事にした。相変わらず、選手達には積極的に攻めていくように声をかける。皆1周目から積極的に動き、2周目には廣瀬、山下、藤岡の日本人3名が加わった15名の逃げ集団を形成したがじきに吸収。ベルギーにしては風が弱く、後続の集団にも勢いがでている。前で動いていても集団は中々崩れる事無く、中盤を迎える。藤岡は風邪気味で喉が痛いと言うことで途中リタイヤ。佐野は2週間ぶりのレースとなり、まだ無理はできないので予定通り1時間半でリタイヤする。山下はメカトラでリタイヤ。残るはマリウスと廣瀬のみ。マリウスは前半は押さえ気味だったが、中盤の8名のエスケープに加わった。ここ一番の肝心なところではきっちりと動けるあたりは、経験の差が出てしまった。廣瀬は積極的に動き、追撃の13人の集団に加わるが前半から動いていたので、かなり疲労気味だ。8名は最後まで逃げ切り、スプリントの得意なマリウスに期待がかかったが、2位に終わった。まだ今期2レース目のマリウスは「2着に入れるとは思っていなかった」と自分でも驚いていたが、レース後はスプリントの仕掛けるラインを間違えたと、しきりに悔しがっていた。日本のメンバーはまだ体調的には7割くらいの仕上がり。マリウスにしても多分そうだろう。日本のメンバーはとにかく、経験不足。それは日本でのキャリアとかそういう問題ではなくて、ベルギーのレースでの経験が少ないから、実力を結果に結び付けるにはまだ数週間かかる。限られたレース数でより多くの経験を積むには今はとにかく積極的に動いて、そしてそれができたら頭を使って厳選して積極的に動く事が重要だと思う。今はどっちにしてもコンディションが100%まで仕上がっていないのだから、今こそ「修行」だと思って、成績よりも経験を積んだ方が数週間後、数ヵ月後、数年後に大きな実を実らせることができるのだ。あと、気になったのが、若い選手の日ごろの心がけ…皆、手洗い、うがいを怠っていないか?足が痛いのならアイシングを1日複数回行っているか?風邪気味ならトレーニング後、身体を冷やさないように気を使っているか(マリウスが指摘したのはサンダルは足を冷やすとか、帽子を被るとかetc)?日ごろの細かい気遣いを面倒がってできないようでは、風邪を引くのは当たり前だし、怪我が治らないのも仕方が無い。運とかじゃなくて、それは自己責任であり、結局経験の豊富な強い選手はコンスタントにレース、トレーニングを続けられるから、やっぱり強くあり続けるんだよね。今は、小姑のようにアレしろ、コレしろと口出ししています。