泥臭いロードレース

今日は泣く子も黙る デロンデ バン ブラーンデレン。マリウスにバイクペーサーを頼まれていたので、廣瀬と山下を先ずは40分、そしてマリウスと山下に80分、トータル2時間、バイクペーサーをした。霧が多くバイクに乗っているとメチャクチャ寒かった・・・朝のうちにペーサーを済まして、午後はTV観戦するつもりだったのだけど、掃除と洗濯に追われて、TVの前に座れたのはラスト80kmからだった。
結果は昨年に続きクイックステップのステイン デボールダーの2連覇だったのだけど、このような厳しいレース、しかもワンデイでの2連覇ってものすごい事だよね。ワンデイは何が起るか分からないから。でもきちんと、行くところでは自分から動いていたし、すばらしいレースだった。気になったのが、後続の2位集団にいた、フィリップ ジルベール。彼もクイックステップに所属し、チームメイトが約1分先を逃げていたのだけど、彼もローテーションに加わっていたんだよね。つまり「俺も逃げ切りたい!」と。1分も差が開けば、パンクしても逃げ切るだろうし、それならば、「後ろの集団に飲み込まれて着外になるより、自分もなんとか残りたい・・・」って思ったんだろうね。日本ではメディアもチームもチームプレイ=ゲーム性 を尊重し過ぎるよね。フィリップジルベールクラスの選手でも、自分が2着に入る可能性があるならば、その可能性にかけているんだよね。結局、彼は集団に飲み込まれてしまったけれど、そうやって選手は自分のチャンスを活かしステップアップをしていくのだと思うし、チームもそれを黙認しフィリップのさらなるステップアップに期待しているのだと思う。と言っても万が一の事が起きて、クイックステップが勝ちを逃したらかなり責められるのだろうけど、そのリスクを承知の上で「俺も行きたい!」だったのだと思う。ほんと、ロードレースって泥臭いよね・・・でも、そんな、泥臭いレースをする選手は大好きです。