通商産業大臣旗 全日本実業団対抗ロードレース @播磨

hashikawa2004-09-07


9月5日、兵庫県の播磨中央公園にて行われた全日本実業団に参加した。全日本実業団は個人成績の他にも、各チーム上位3名で争われる、経済産業大臣旗杯もかかっている。

播磨中央公園では数年前にクリテリウムが行われたし、実業団のHPでも「高低差20m」とあったのでそんなコースを想像していたのだが、前日に試走してみると「えっ、ウソ」ってなくらいにきついコースだった。

そして、「えっ、ウソ」な事件はこれにとどまらず、レーパンを忘れるという失態をしてしまった。そんな事で前日の試走は「たまたま」隣にいたNIPPOの大門さんからレーパンを借りて走っていた。変な菌がNIPPOの選手に移らなければ良いのだが……

レース:1周7.6kmを15周の114km。114kmならベルギーのケルメスがごとく1周目からガンガンいける距離なのだが、コース的には群馬CSC並みに高低差があるように感じられたものの、コースが広いので「集団有利」と見た僕は「最初の3周は様子を見る」と心に誓いスタートする。

しかし、1周目から動きがあり、約20名が先行。好調のチームメイト、柿沼選手もいたし「これは決めるしかない」とガンガン引きまくったが、最高で30秒くらいのギャップを作ったものの、5周目に吸収された。
その後も何回か先頭集団に加わり、逃げを試みるが集団に吸収。「もういいや…」と諦めモードに入った頃に、柿沼選手を含む10数名が先行。追撃でチームメイトの広瀬 学選手も乗ったし、「やっと休める」と思った次の瞬間「橋川 行け!」のKINGのお声…
「ちくしょー!またかよ!!」と思いつつ全開で集団を坂口 博とナカガワの選手と飛び出し、坂口とナカガワの両選手は千切れてしまったが、僕はなんとか先頭集団に追いついた。

20数名の集団にキナン3名が入り、適当にローテーションに加わりながら様子をうかがっていた。ラスト5周を切り、5名が10秒ほど先行。シマノが2名入っているが、好調の柿沼も入っている。後続の集団からシマノの2名が飛び出したので、それを追うアタックをすると、同じタイミングでアンカーの宮崎も飛び出した。「やるじゃん!」と思いつつ、後輩のお手並みを拝見しようと、彼にドラフティングすると、前のシマノ2名と差が開いていくので、そのまま僕が前に出てシマノの2名に合流、先頭集団の9名に加わった。
シマノ4名、アイサン2名、キナン2名、ミヤタ1名というメンバー。9名でローテションをし、後続との差が一気に30秒開いた。シマノが9名中4名もいると、僕達は「逃げ切れる距離」まで待たないと攻撃できないし、シマノも「このまま行けば団体優勝が決まるからアタックはしないだろう……」と読んで、ラスト3周まで待った。ラスト3周の周回賞2,000−也をGETして、そのまま逃げ切りの体制へ入ったが、すぐに今西選手と、真鍋選手に捕まった。ここから各選手アタックが始まった。柿沼選手は好調で多くのアタックに反応していたが、1周目から動いていた僕はラスト2周で足をつり、ラスト1周でまた足をつって、千切れてしまった。

前では、7名のスプリントとなり野寺が優勝、柿沼は4位だった。
団体はシマノの優勝。2位アイサン、3位にキナン・CCDが入った。

北海道、ジャパンカップ、沖縄の後半戦に向けて体調が上がってきた小川村でも、今回も足が余っている状態で、足をつってしまっているのは、数時間を高強度で走るトレーニングが不足しているように思える。この辺の対策を考え、さらにステップアップしたい。