第2ステージ

今日はツールド北海道第2ステージ。昨日は逃げを許したものの、集団との差は15秒。昨日逃げたメンバーはマークがきついし、昨日逃した選手は積極的に攻めてくるだろうから、自分も積極的に攻め‘逃げ’る事を考えた。前半から積極的に動いていたが、40km前後で15人位の逃げを逃してしまった。ここにキナンは誰も乗っていなかったが、メイン集団には有力選手が残っていたことと、このあと標高差700mの峠が控えていたので、様子を見ることにした。登りに入り、BSアンカーのアシストがペースを上げてきた。こんな時は必ず、フグが動いてくるはず。頂上手前6kmからフグがペースを上げて集団は分断された。僕と柿沼は前の集団に残ったが、橋川は頂上手前でチギレテしまった。その後、柿沼もチギレテきた!前の20人の集団にキナンはゼロ。下りで思い切りペースを上げ、平坦も踏み倒しラスト40kmでなんとか追いついた。この時点で逃げているのは3人。二ッポのコントロールする集団は前の3人を泳がせるかのようにペースは上がらない。僕はこの間に回復を待ち、コースプロフィールにあるラスト20kmの小さな丘までまった。ラスト20km。前の3名との差が10秒まで詰まったところでイラン人が2名アタック。カウンターで僕もそれを追い、6名のエスケープグループができた。集団との差は15秒。ラスト15kmに後続から10名ほどが抜け出してきて合流する。ラスト10kmで20秒の差が開いたが、15名もいると、選手の思惑はそれぞれ。個人総合で上位を狙う真鍋選手、団体総合を狙うカナダ人3名、飯島誠はガンガンペースを上げるが、同じく団体優勝を狙うシマノの狩野選手、リーダーを介する山本選手はあまり積極的では無い。あとで聞いた話では後続の集団ではシマノ、愛三、二ッポや、外国人がガンガン追っていたらしい。
集団に吸収される直前にさらに4名でアタックして逃げきりを狙ったが、ラスト3kmに吸収された。

今日の優勝は愛三の西谷がゴールスプリントを制した。しかし、彼はセンターラインオーバーにより20秒のペナルティが課せられ、総合3位から33位に転落。
ツールド北海道国際大会とは言うものの、ローカルルールだらけのツールド北海道ローカル大会である。このセンターラインのペナルティは確かに大会を運営する上で仕方の無い事かもしれない。だけれども、日本人ばかりで海外招待選手がペナルティを課せられていないのは、審判の外国人に対するコンプレックスだと思う。情けない。海外のレースでは大概の場合、地元選手に有利な審判を下し、僕が海外でレースを走るときは辛酸を舐めさせられてきた。そして、日本のレースでは日本人がまた悔しい思いさせられている。
審判および、コミッセールに言いたい。もっと海外で経験を積んでください。ヨーロッパプロのレースを5年間で400レースを含め、700レース以上走ってきましたが、もっと ‘サジ加減 ’を知るべきです。