Mt 富士ヒルクライム

この大会は招待選手として参加の依頼がきたものの、北海道の疲労もまだ残っているし、体調はイマイチ。だけれども前日朝はクラブ員のレインマンとなおたくさんと中央自動車道PAで待ち合わせ、なんだか遠足気分というか、気持ちが高ぶっていくのを感じた。

前日の主催者側とのミーティングで福島兄弟、清水 裕輔、井上 和郎(以上アンカー)、別府 匠(アイサン)、真鍋 和幸(ミヤタ)、唐見 ミヨコ、橋川 健(キナン)の「7名の招待選手はできるだけ、一般選手に伴走しコミュニケーションをとって下さい。」という依頼があった。もともと遠足気分で参加している僕としては、まさに願ったり叶ったりだったのだが、そこへ水を差したのが、ゲストの今中氏。「せっかく一流選手を招待しているのだからそれは勝負させた方がいいよ!」とアドバイス。「余計な事を言いやがって!(笑うとこです)」と思いつつ、たしかに‘力の違い’を見せる事も必要だと納得。招待選手を2班に分けて、参戦する事となった。じゃ、誰が勝負する組に入るか?BSアンカーの4名が皆勝負したいと言い出し、そうなるとミヤタの真鍋さんも「BSばかりが上位にいくのはヨロシクナイ」と勝負を表明。そして別府までもが「僕も記録を狙いたいです」という始末。収拾がつかなくなった所で、福島 晋一が「こんなに一般の方々と走る機会もそう無い事ですから、僕は伴走組に回ります」と言ってれたので、橋川、福島が最後尾から走り残りの5名が勝負組へとまわった。ツアーオブジャパン総合優勝の福島 晋一選手は皆さんご承知の通り誰にでも声をかけるフランクな性格だから、きっと楽しい思いでを作れた参加者も多かったと思う。

結果からいうと、僕と福島のタイムは計測ミスがあったのだが、実測だと1時間10分くらい。走りながら色んな方に声をかけていただき、また声をかけながら走っていたのですが、僕も十分楽しんで走ることができました。それより何より、アスリートクラスで1番でゴールしたのは別府で、彼自身全開で走っていたらしいのだが、彼より速かった一般のクラス参加者が2名もいたらしい。これにはツアーオブジャパン奈良ステージで区間優勝を果たし、全日本実業団栂池ヒルクライムで優勝している本人もマジでショックを受けていた。