ツアー オブ タイランド

なんと、今日はホテルの電話回線からネットに繋がった!

昨日のプロローグ=第1ステージは5kmのタイムトライアル。
TTがあることは知っていたが、今の体調=膝の調子が良くない+
4月以降のレースに合わせてコンディションを上げていくつもりなので、
まだ本来の調子とは程遠い…事を考えてDHバーは持ってくるのを止めた。
なんか、DHバーを持ってきただけで、「頑張らなければならない!」
というプレッシャーを感じてしまうのだ。

で、タイムは優勝したデビッド マッキャンから50秒遅れで7分25秒の51位。
出走は約100人なのでちょうど半分くらいです。
「こんな感じで半分なら、なんとか完走はできるかな」などど、
情けないレベルで安堵していたりします。
チームでは三浦さんが22秒、向川が23秒、中川が30秒だったので、
皆「どんぐりの背比べ」状態です。
ボンシャンスで来ている小室が怒涛の7秒で20位が日本人最高位でした。

第2ステージは204.6km。
ほぼ平坦のコース。
体調の事を考えて、第3ステージまでは集団の中でじっとしているという
固い決意をもってレーススタート。
スタート後いくつかのアタックがあって、マレーシア人(多分)がアタック。
それを追って、ボンシャンスの五十嵐が追走。
しかし、五十嵐は前に追いつけずに、60km過ぎに集団に吸収。
マレーシア人はそのまま100km過ぎても集団との差を3分前後に
保ち続けながら逃げ続けた。「行きたいなぁ〜…」と思いつつ、
「まだ我慢」と葛藤を繰り返しながら、やっぱり集団に待機した。
130km過ぎにマレーシア人が吸収され、また違うマレーシア人がアタック。
「行きたいなぁ…」と常に悶々と考えていた為、こいつに行かれたときは
「チクショウ! 俺も行きたいぞ!」と心の中で叫んでいた。
彼も直ぐに集団に吸収。ラスト50kmを切り
「膝も痛くないし、ラスト50kmを切ったらもういいでしょう!」と
心の中で出撃ラッパのファンファーレが鳴り響き、
攻撃開始。しかし、何回かアタックを試みて集団を抜け出すも、
全てジャイアント列車に飲み込まれてしまった。

ラスト20kmを切っていたので、ここでゴール勝負狙いに変更。
三浦さんが「向川が調子いいぞ!」と言ってたので、
ラスト6kmから長野、橋川、向川のラインでゴール勝負に臨む。
が、トラックのスプリントで好タイムを出している向川でも、
ロードレースのスプリントでラインを組むのは初めての経験。
俺の後ろにいる筈が気がつくといなくなっており、
俺もちょっと待ったりして、前に引っ張って行ったのだが、
ラスト300mで後ろを見ると既に居ない。ここは俺が勝負に出てやる!
と決意し、長野に「上がれぇ〜」と叫ぶが、
俺も全く伸びずに20番手くらいでゴールした。
優勝は韓国のパク ソン ベク。

因みに賞金は20位まで。正式なリザルトはまだきていないが、
なんとか、20位以内に入っていればいいな…

長野にゴールスプリントの位置取りを指示しながら走ったが、
予想以上にうまく走ってくれた。向川は位置取りなどで、
課題が多いが彼なりに色々と悩み考えているようだ。
今日はマトリックスの記念すべきデビュー戦。
結果は悪いが内容は手応えのあるものでした。

明日は165km。後半に緩く長い登りがあります。
まぁ、明日も固い意志でレースに臨み!?、頑張ります!!