今日も「5時間乗った」。正確には4時間35分くらい。どちらかと言うと、「4時間半乗った」と言うべきだろうが、内容が濃かったので気持ち的には5時間だ。

ウチはテレビの地上波が入らないので、BSデジタル放送を見ているのだが、そこで「豪腕コーチング」なる番組がやっていて、みていたら「なんだ、コレ10DAYSじゃん」と思ったらやっぱりテレビ東京系列だった。

僕がそのまんま東さんと日本縦断をやった時、あまりの過酷さと東さんを襲ったアクシデントにプロデューサーもディレクターもカメラマンも完全に逃げ腰だった。「こんなんで面白い番組になるわけは無いと…」。「撮影中止」と言う話まで持ち上がり、実際に現場から去った人もいた。この番組「10days」はみのもんたさん司会の東京エンタメの中での特別企画だったのだが、実は「10days」と他の企画でコンペが行われていて、「好評だった方をシリーズ化させる」と言う意図があって、僕を採用してくれた「10days」のプロデューサーはかなり気合が入っていた。

しかし、実際に撮影が始まると先にも書いたとおりアクシデントの連発。「予定」10日間で日本縦断するはずだったが、現実は箱根の山を越えるのがやっとだった。それでも最後まで撮影に加わったプロデューサーはじめディレクター、カメラマン、音声さん、マサッジャー、ドライバー、そして東さんも僕も、無事に撮影が終わると妙な連帯感が生まれていた。

10daysの企画を立ち上げたプロデューサーはあらゆる意味で無茶苦茶な人(笑)だったが、感性が鋭いというか、本能的というか、天才肌な人だった。「今度、皆でのみたいなぁ〜」と言っていたけれど、まだ実現していない。ほんとに、「今度皆で飲みたいなぁ〜」と僕も思いつつ、もしかしたら僕が経験した睡眠時間3時間+労働時間(=自転車に乗っている時間)12時間の「過酷な10daysロケ」がどこかで行われていると思うと、毎日8時間は寝ている僕はちょっと申し訳なくなってしまう…