hashikawa2007-04-29

昨日、群馬で実業団レース第1戦 実業団カップを走った。俺の結果はどうでもいい。自分でも体調は良いとは思っていなかったし。ただ、優勝はミヤタの柿沼選手だったのだが、はっきり言ってつまらない勝ち方だったと僕は思う。それは多分、チームの指示であり柿沼選手に罪はないと思うのだが、チームはもっと選手を信用して勝負させるべきだと思う。一昨年前の丸岡でも、彼は最後本気では踏んでいなかったし、昨年の全日本選手権もそう。今回は僕は被害者にはなっていないが、こんなレースばかりされたら「ミヤタとは逃げたくない」とどこのチームも考えてしまうのでは?

もう10年以上も前になる。90年代。ミグエル(ミゲール?) インデュラインと言うツールで5勝した選手がいた。誰が見ても彼は強い。そしてツールドフランスの序盤戦でベルギーのステージがあった。そのステージでラスト数十キロ(僕のいい加減な記憶ではラスト20kmくらい?)飛び出したのが、帝王と呼ばれたインデュラインとヨハン ブリュネール。ベルギー人のブリュネールは「勝ちたい一心」でツキイチに徹し、ゴール前だけ飛び出して区間優勝した。個人総合優勝を狙っているインデュラインにしてみればどうでも良かったのかもしれなかったが、ベルギーのメディアは酷評し、かのエディ メルクスは「最低だ」とコメントを残した。

ブリュネールはその後、USポスタルの監督となり名匠の一人に上げられるようになった。過去に最低な勝ち方をしても時が消し去り、リザルトは永遠に勝者の名前を刻む。しかし、それを目の当たりにした者は忘れる事は無いだろう。