Tiegem 65km 11位

今日はTiegem　で65kmのレース。1周4．5kmの周回を12周。スタートは午後の4:30。1時間くらい前から空が真っ黒になり、予想通りスタートの時は大雨。時折雹も混じっている。ベルギーに来てから既に3レースを走り、今回が4レース目となるが先の3レースは全て後手に回ってしまった。今回こそは「先手先手で攻めていこう」と思うものの前半は身体が動かない。

レース中盤から身体が動くようになってきた…と言うより回りのペースが落ちてきて、攻撃を仕掛けられるようになった。横風の直線では集中してペダルを踏み倒し、迫り来るコーナーで身体を起こし、ハンドリングに集中する。距離が短く全体の運動強度が高いのでホントに一瞬のミスが命取りになるし、逆に相手を苦しめる事もできる。そんな事を繰り返していたらラスト3周、腰がひどく痛い。全く踏めなくなるような痛みでは無く、鈍痛が悪化した感じ。一瞬集中力が無くなり、「リタイヤを決意」。8人の先頭集団から離れ、サイクリングペースで流す。後続から千切れた選手2名が「一緒に行くぞ！」と声をかけながら抜いていくが「No,No,」と答えるしかなかった。1分くらい、腰をストレッチするようにスタンディングしたり、踏み方を変えて流していると、「踏めるかも？」と思い直す。「思ったより痛くない」「ラスト10km。このまま取り合えず完走だけはしよう。」と踏みなおす。「前の2人に追いつくかもしれない」一人で前を追い、吸収。そのまま先頭を引き続けた。先頭集団との差も詰まってきている。「このまま一人で追いついていやる！」妙な意地が頭の中を駆け巡り、後ろに2人を引き連れたまま引き続ける。横風区間では後ろの選手が楽を出来るように、道路の風上側を走る。約1周かかって先頭集団に復帰。腰の痛みは既に忘れる事が出来る程度まで収まっていた。ラスト2km。アタック。集団に吸収。ラスト500mでもう一回アタック。これも失敗。最後は12人のゴール勝負となったが、スプリントには参加しないで11位でゴールした。

平均時速は38k/hと速くは無いが、雨＋風＋農道のような狭い道では、十分速いと感じられた。平均心拍数は159bpm。明日もレース。今はとにかく身体を苛め抜いています。

写真はFreddy　の車庫内にあるアトリエ。写真右隅にはクイックステップの整備待ちのフルクラム。セラミックボールにも興味があるらしく、フルクラム対応の　VLAAMS　セラミックボール　ベアリングを渡しておいた。使ってくれるかは分からないけれど…