hashikawa2009-05-13

レース Aalbeke。このレースはKortrijk郊外のレースで僕も20歳の時に走った記憶が鮮明に残っている。前年度(1990年)にベルギーに渡り、試行錯誤しながら完走できるようになり、1ヵ月後に一桁入賞し、2ヵ月後に3位入賞し、その後はコンスタントに20位以内、時として一桁、3位入賞を積み重ねていたのだが、その後風邪をひき、体調を崩した。風邪が治り、トレーニングも十分に行っていたのだが、復帰後のレースは散々な目にあった。出走25人のレースで24位とか、一桁はおろか、20位以内(当時の賞金圏内)に入る事すらできなくなってしまった。そのスランプは翌年も続き、3月〜4月と20位前後をウロウロし、チームのトレーナーに「自分のレースをしろ!」と言われ、すぐ次のレースで6位入賞を果たしたのがこのAalbekeのレースだった。

中山選手は前半ペースが上がり、横風区間で路肩に落ち、落車は免れたが集団の後方に追いやられ、次の周回に中千切れを埋める事ができずに、後続に取り残されそのままリタイヤとなった。千切れた後の後続集団では、きちんと踏めているので、スタミナは十分にあるのだが、ペースが上がり、それが続くと踏めなくなってしまう。彼の弱点を集中的に克服するためのトレーニングを提案し、明日から実践する事にした。