研修生2号

hashikawa2009-09-08

今日は来期、NIPPOが進める「若手選手育成プログラム」に協力を仰ぐ、ベルギーのアマチュアチームと話を色々としてきました。待ち合わせ時間は6:30PM。1時間くらいで済むだろうと、晩飯抜きで行ったのですが、話が盛り上がり4時間以上にもなってしまい、先ほど帰ってきたところです。情熱のあるチームでとてもチームの経営者とは思えないような思考をしているのですが、これがヨーロッパのスタンダード…日本人とは違うと言う事を感じました。とても良い勉強になった。
研修生2号の伊藤 翼はTeam NIPPOのサポートで今回ベルギー遠征に来たのだが、普段はエスぺランス エタージュに所属している。Team NIPPOはもちろんだが、実業団レースがいくつか行われている中で選手の海外遠征を快諾してくれたエスぺランスエタージュの監督さんにも感謝!
伊藤は最後の最後でようやくレースらしい走りができるようになった。昨日のレースは70kmのクリテリウムだったが「とにかく逃げに乗ること」「千切れるか、どうか?完走できるかはそのあと考えろ!」と指示。そしてスタート後5kmの逃げにしっかりと食らいついていった。残念ながらこの逃げはすぐに吸収されてしまい、後半に千切れ、ラスト8kmを残しリタイヤとなってしまったが、この10回目のレースで彼に対し大きな手応えを感じた。それはちゃんと逃げに乗れたと言うこと。20歳前後の日本人の選手がこっちのレースで逃げに乗ると言う事はとてもハードルが高い事であり、脚力ももちろんだがセンスが問われる。1回逃げに乗れたと言うのは可能性として、脚力を付ければ3回、10回、20回と増やす事ができる。そして、その中の1回が勝負を決める逃げになる可能性があるのだ。
最後のレースである今日のレースは昨日の疲れもあるのか前半から後方にいる事が多く、ラスト20kmくらいで大きく遅れ降ろされてしまったが、出走60人で28位。最後の最後で初めての賞金を手にした。
おめでとう!