久々に一人気ままにロードレーサー ATHENA(アテナ)AL-4 に乗った。この夏にサンプルが入荷し一部のお客さんには納品させていただきましたが、重量と剛性のバランスが絶妙です!前回のAL-3ではイーストンのスカンジウムを使用し、「踏み出しは良いが硬すぎる」と言う意見が多く聞かれました。確かに何かに長けているバイクはとても楽しく、意味も無くもがきたくなるバイクでした。今回のAL-4は僕の主観的な考えで、「硬くなったAL-3よりもしなやかに、その分軽く」をコンセプトにパイプの選定から始めました。乗り味は優等生的な乗り味ですが、細かい所で気持ち良いバイクになっています。例えば路面からのショック吸収性がとても良かったり、登りでは軽量であることと適度な剛性により気持ちよく進みます。


さすがに石畳の上ではスイスイとは行きませんが、昨今の硬いカーボンモノコックフレームよりは気持ち良い(まずは跳ねない!)です。


フォークに関しましては先に納品したお客さんから「剛性が低い」と言う貴重なご意見をいただきました。確かにオールラウンドに使うには「安定性」は低いと思いますが、軽さを優先させて320gのフォークであることを考えれば、十分納得していただけるレベルだと思います。因みにエンドはカーボンですがクイックの当たり面にはアルミを使用し、またコラムの付け根の下玉押しを挿入する部分にもアルミを使用していますのでメンテナンスは特に気を使う必要は無いと思います(ステムの取り付けトルクやインナースリーブの使用等の、軽量なレース用機材として一般的な気遣いは必要です)。