東北地方太平洋沖地震
昨日、朝起きてネットでニュースを確認した。東北地方で大きな地震が起きたらしい。「ついに来たか!」と思った。僕が福島に日本の拠点を移して10年以上になる。地震が起きる度にこれは「三陸沖地震か?」と疑っては違うことに安堵すると共に、少しの不安も残していた。三陸沖地震は数十年の周期で訪れる大きな地震で、前回確認されているのは1933年。だから、いつ起きてもおかしくないと心の準備だけはしておいた。
しかし、今回の地震は遠くベルギーでBCCニュースやネットの情報を見る限り、僕の想像を遥かに超えた惨事となっている。
大きな被害を蒙った福島県の太平洋沿岸は、穏やかな気候ときれいな景色、美味しいものがふんだんにあり、僕の良きトレーニングエリアだ。福島県の原発エリアも含めて…
あそこの市場の食堂は大丈夫だろうか?いつかTVの取材で立ち寄った温泉旅館は?「たいら工業高校」の選手、先生、ご家族は大丈夫だろうか?内陸側でも白川や須賀川には、国体などでお世話になった先生方や高校生ご家族が沢山いる。
今は、まだ福島県中通り地方にある自分の家の状況さえ掴めていないが、近隣のお世話になっている人たちは大丈夫だろうか?平均年齢の高い過疎化している集落だからおじいちゃん、おばあちゃんの安否も心配だ。
とにかく、一人でも多くの方が助かることをベルギーよりお祈りしています。
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昨夜こちらのニュースで
「これだけの規模の地震と津波があったのに、日本人はパニックを起こさず、治安の悪化や暴動も起きず、誇りと協調性を持って助けあいゆずりあい、被害を最小限に食い止めようとしていることに驚くばかりだ。我々は、この民族を見習わなければならない」
と言っていました。私はみなさんを心から誇りに思いました。私達の友人と被災された方々に、安心して穏やかに暮らせる日が一日でも早く来ますよう、祈っています。橋川ヨーコ