TDH 第3ステージ

hashikawa2005-09-17

本当は、昨日までは第3ステージは‘流していく’つもりだった。大方の予想では第4ステージがハードなレースになると読まれているからだ。しかし、そこで裏をかいて、今日は積極策に変更。序盤からガンガン攻める。スタート後20km、カウンターでアタックを決めた。「誰か来いよ!」って願いながらひたすらペダルを踏み、40km過ぎの山岳賞を前に最大3分の先行した。山岳賞を過ぎ、海岸線に向かう約30kmの直線路。ここがひたすら向かい風となり、集団から3名が飛び出してきたと言う情報もあったので、後続の3名を待つ事にしたが、ペースは上がらず、メイン集団との差は1分を切り、50kmくらいで集団に吸収された。集団に吸収されて、シマノの廣瀬 佳正選手が「Good Job!」と声をかけてきた。生意気な事を言いやがる!(笑)そして次の瞬間、廣瀬とキナンの広瀬がアタック!集団から1分以上先行した。

これを機に、集団からアタックが繰り返され、12名が先行、更に追撃の15名、そしてメイン集団となる。先行している約30名に殆どの実業団チームが2〜5名含まれていたので、このメイン集団はペースがあがらず、一気に1分の差が開いた。ここに取り残されたのは、キナンでは俺と、日置と、中村。情けなさ過ぎる・・・しかし、前には三浦さんと広瀬が先行しているので、ここは前を追うことも無く様子を見た。後続のメイン集団は、鹿屋体育大学の学生が中心となり、2回目の山岳賞でペースを上げ、前に追いついた。

この2回目の山岳賞で、前の集団から、廣瀬 佳正、アンカー:田代、キナン:三浦さんがアタック!!下りで4名が飛び出し、前と合流し7名の先頭グループができる。集団との差は最大で3分前後。残りの距離は50km。後続の集団はニッポがコントロールしているが、彼らは別に、前を吸収する必要は無いわけで、2分以内くらいにつめればされでよしと思っているはずだから、これは決まると期待していたのだが、区間優勝を狙う、韓国、アイサン、ラバネロが数名ずつローテーションを開始し、一気にペースアップ。僕も彼らの真後ろで、ローテーションに加わる人数をできるだけ増やさないように、マナー違反にならない程度にブロックしていたが、ラスト5km逃げる三浦さんたちは集団に吸収された。特に意地を見せたのがアイサンの盛選手。プロローグを制した男だ。彼の鬼引き!は敵ながら凄まじかった。

僕も、集団の前の方でブロックするのに、足を使っていたし、いったん後ろに下がった。かなり後ろの方には中村がいたので「お前、こんなところで何してんじゃー!」と怒鳴りつけたが、きっと彼は何を怒鳴られたのかも理解できていないと思う。ラスト2km、三浦さんがゴール勝負のために集団の前に上がっていくのが見えた。俺もこのまま終わるわけにはいかない・・・と思い、ゴールスプリントに備えたが、足もないし、ポジションも悪く、20位前後に終わった。

キナンもやっと、チームで動けるようになっている。まだ成績には繋がっていないが、この無駄な動きをして、集団の空気を読めるようにならないと、いつまでたっても3流のままだ。これまで、そんな選手を何人も見てきた。みんな才能があるんだから、ポジティフに頑張ってもらいたい。


今日のお昼。卵とじカツどん+北海道限定 札幌クラシック

P.S.肝心な事忘れてた・・・優勝はドイツ人でした。