井岡 一翔

日本時間の今日11日、WBCミニマム級 タイトルマッチで井岡 一翔選手が勝ち世界王者となった。プロデビュー7戦目の世界チャンピオンの話題は対戦前からネットのニュースで見かける事が多かった。

現在21歳11ヶ月。高校時代は(インターハイ+選抜+国体)×2 で6冠など、アマチュア時代は95勝10敗という華々しい戦歴を持つが、プロに転向し昨年の10月に日本チャンピオンになるまではレストランでバイトをしながら、ボクシングのトレーニングを続けていたそうだ。

時代錯誤的な表現かも知れなけれど、僕はスポーツ選手にはハングリー精神や反骨心といったものは必ず必要だと思っている。21歳の青年がプロスポーツの世界で日本チャンピオンになるまでバイトしながら競技生活に打ち込み、世界チャンピオンを目指すということは自分の中での「世界観」がきっとあるのだろうと思う。もしかしたら、それは井岡選手にとって当たり前過ぎてハングリー精神や反骨心とは違うものかもしれないけれど…

「とにかく世界チャンピオンにならないと始まらない。そこがスタートラインやと思ってます。複数階級制覇もしたいし、強い選手といい試合をして、井岡というボクサーのことをみんなに知ってもらいたい。ボクシングというスポーツをたくさんの人に見てもらいたい。あとは華やかに。そこがプロのいいところだし。なれるか分からないですけど、そこを目指していきたいと思っています」

Number Web世界タイトルを取る前の記事から抜粋

井岡選手にとっては本当にまだまだスタート地点に立ったばかりだと思う。彼の目指すゴールがどこにあるのか見てみたい。