原発が悪いとか、東電が悪いとか、政府の対応が悪いとか…そういう問題じゃなくて、今福島の原発では命をかけて作業を行っている人々がいる。当然の事ながら彼らには罪は無い。誰が悪いとか、今はそういう問題じゃない…今後の対策、未来のエネルギー問題、語るべき事がたくさんあるのは分かっているけれど、何もしていない僕が命がけで作業をおこなっている人達に言えるのは、感謝の言葉しか見つからない。

杉良太郎は自分で防護服を用意して原発に見舞いに行こうとしたが、立ち入り禁止区域になっていて近づけなかったらしい…で、原発避難者にラーメンを振舞ったそうだ。

我が家から5km先が計画的非難区域に指定された。それでも福島が大好きです。福島に住み始めた理由は「別に福島じゃなくてもいい」理由だったし、「いつでも引っ越せばいいや」くらいの軽い気持ちだったのだけど、今失ったものの大きさを考えるとあらためて「福島が大好き」であることに気がついた。
原発の脇も何十回とトレーニングで通ったし、松川浦には最高に美味しいホッキ飯を出す定食屋がありました。今、ベルギーでウチの日本の自宅はFUKUSHIMAだ!って言うと、同情の視線を投げかけられる。いつかまた、美しい福島の山々の中で美味しい空気を吸いながら、自転車に乗るのが楽しみだ!