ベルギー流

この秋、車を買い替えた。9年落ちのランチャ リブラから10年落ちのクライスラー ボイジャーへ・・・ アメ車は個人的に大好きで、96年式のチェロキーや95年式のサファリ キャンパーなどにも乗っていた。ボイジャーも無駄に分厚いボディや、無駄に広い室内空間が、目に見えない、口では説明できないゆとりを感じさせてくれて、「アメ車ってやっぱ良いな・・・」と思わせてくれる。

で、中古の個人売買で購入したボイジャーだがクラッチがボロボロで、いつもお世話になっている近所の修理工場に持ち込んだのが1ヶ月以上前。そして3日でクラッチ交換をしてくれたのは良かったのだが、純正のオーディオが使えなくなった。

純正品はオーディオの盗難防止に「暗証番号」を打ち込む必要があるらしい。そして暗証番号は僕はもちろん、前オーナーも知らない・・・ 結局、修理を依頼した修理工場を通してクライスラーの正規取り扱いディーラーに問い合わせをしたのが2週間前。3日に1回のペースで修理工場に顔を出しているのだけど、いまだに「暗証番号」は判明せず。

「分からない」のであれば、ただのCDのしか聞けないオーディオから、Bluetooth内蔵でMP3にも対応するLGの格安オーディオに買いなおそうと思っているのだが、まだ「分からない」のか否かすら分からない・・・しかし、決して修理工場のおじさんが怠慢なわけじゃない。

前に外資系に勤めている外国人の方から 『物事を進めるときは「大急ぎで 大事な事」「急いでいない 大事な事」「大急ぎで 小さな事」「急いでいない 小さな事」にカテゴリーわけをして物事を進めると効率よく物事が進む・・・』という話を聞いた。

クラッチ交換は車を使えなくなるから、「大急ぎで 大事な事」。きっと3日で作業を終わらせるにあたり、先客である「急いでいない」人たちをスキップして作業に当たってくれたんだろうな・・・と勝手な想像を働かせると、オーディオの暗証番号は「急いでいない 小さい事」だろうし、「しばらく使えなくても仕方ない」と思っている。

しかし、イモビライザー(車両盗難防止装置)ならともかく、オーディオに盗難防止の暗証番号があるなんて・・・アメリカと言うかヨーロッパと日本の違いを感じた。因みに、日本のディーラー車には暗証番号は無いらしいです。それもお国柄ですね。