先の10日はフレディ ハイデンスの1周忌。フレディがいつも通っていたカフェでDuvalを飲んできました。僕が初めてベルギーに来たときに最初に受け入れてくれたのが彼でした。本当はDuvalは好きではないのだけど、フレディにカンパイってことで。

先日、と言ってももう2週間前のこと・・・お世話になっている隣人がちょうどMTBで出かけるところだったので、「自転車の調子はどう?何かトラブルがあったら何でも言ってね!」と声をかけたら、「実はペダルを交換したいのだけど外れなくてね・・・」と言う。「ああ、左のクランクは逆ネジだから外れないんだよ。いいよ、俺が交換しておくよ」とペダルに触れたら、BBもガタガタ。「このBBはもう交換したほうが良いね。中国製(Sunrace)だけどそこのユーロショップ(ホームセンター)に10ユーロで売っているから交換しておこうか?」と安請け合いしてしまったのが全ての始まり・・・
ペダルを外し、いざBBのワンを外そうとしたらメチャクチャ硬い。ワッシャとか工具で寄せ集め冶具を作り、思い切り足をかけて力を込め「外れた・・・」と思ったらプラスチックのワンのネジ山が全てつぶれている。しかも右も左も・・・。フレームのBBシェルのネジはしっかりと立っているのに・・・
BBはBSC。68mmのJISだったので、SunraceのBBを買って組みつけようとしたら、右と左のタップがずれていて、ワンを最後まで締め込むとシャフトがかなり重たくなる。「なんじゃこれ?」ねじ山が潰れているのかと思いねじ山を脱脂して確認するが潰れているわけではない。さらに見るとBB幅は70mm??

「BBの交換なんて30分もあれば余裕だぜ!」とたかを括っていたのだが、見事に撃沈されました。

ねじ山はBSC。
シェル幅は70mm
ねじ山は右と左でずれている

見なかった事にしてこっそりと元に戻そうにも、プラスチックのワンはねじ山が潰れているし・・・ちょいブルーになり、引き篭もりながら3日に1回くらい3時間くらい費やし、あれやこれやと試した挙句ようやく今日組みあがった・・・Sunraceの右ワンをしっかりと固定し、左ワンは途中まで締め込み、ずれないようにロックリングで固定して対処しました。中のBBは斜めに入っていてワンの内側に押されているからずれる事は無いと思うし、大丈夫だと思う・・・よく分からないけれど。BBタップがあれば良かったのだけど、さすがに日本に置いてきているし・・・
フレディならどうやって対処したかな?彼がショップを経営していた頃、難題にぶつかるたびに「ここで(この店で)1年間勤め上げる事ができたら、どこのチームに行ってもやって行ける。」って言っていたっけ。